(※この記事は2021/02/07に更新しました)
みなさんこんにちは。Koki(@KoKiblog_)です。
XJAPANファンなら誰しもが知っている28分59秒に及ぶ超大作「ART OF LIFE」。
実はこの、「ART OF LIFE」についての全容が書かれている本があることをご存知であろうか。
かなり古い本だから知らない人もいるんじゃないかと思う。
実は僕自身、かなりの「ART OF LIFE」楽曲のファンだが、なんせ歌詞が全て英語なので意味が理解できない。
「ART OF LIFE」本の登場人物と構成
この本はインタビュー形式で進められており、通常ならインタビュアーと語る人(この本ならYOSHIKI)だけなのだが、4人も語り手がいる。
それは、人格の違うYOSHIKIなのだ。
人間YOSHIKI
純粋YOSHIKI
戦略YOSHIKI
詩人YOSHIKI
の4人である。
同じ人間なのに4人に分けられているのがまたYOSHIKIらしい。
人格ごとのパートが終わると、「ART OF LIFE」に関しての内容がまとめられている。
つまり、この本を最後まで読めば「ART OF LIFE」の制作過程や意味がすべてわかるようになっている。
ちなみにこの本が出版されたのは1992年5月21日に対し、「ART OF LIFE」の曲がリリースされたのは1993年8月25日と販売タイミングにも矛盾が生じているのも面白いところ。
「ART OF LIFE」に隠されたYOSHIKIの想いや意味
「ART OF LIFE」はYOSHIKIの半生が描かれている。
YOSHIKIといえば幼い頃に父親を亡くし、不良時代も経験。
音楽活動が始まると数々の苦悩を乗り越え今では世界をまたにかける超大物ミュージシャンになった。
そんなYOSHIKIの半生を歌にするってそりゃ、28分にも及ぶ大作になるはずだ。
この本は1992年までの活動のことや挫折のことが事細かに記されている。
日本人のロックバンドとして活動するYOSHIKIが楽曲の全てを英語にするのは相当の覚悟があってのことだと思うし、
「ART OF LIFE」には、YOSHIKIが世界をまたにかけて活動していくという信念がひしひしと伝わってくる。
歌詞の英語部分を日本語に直すと、破滅、狂気、殺す、死ぬ、血など普通では受け入れられない表現が多々使われている。
これは日本語で表現すると直接的すぎて自分自身が耐えられないから英語歌詞にしたとYOSHIKIは語っていた。
「ART OF LIFE」の曲構成が完全にYOSHIKIの半生
「ART OF LIFE」は28分の中で大きく4つのパートに分けられている。
最初〜2分59秒 静
2分59秒〜15分5秒 激
15分5秒〜24分19秒 ピアノ
24分19秒〜最後 激
こんな感じ。僕自身音楽のことはよくわからないのでこういう表現になってしまい申し訳ない。
最初聴いた時は15分5秒〜24分19秒のピアノのみのパートでいつもスキップしていた。
2ndアルバム、「Jealousy」に収録するつもりだった
「ART OF LIFE」を読んだ個人的な感想とまとめ
この本を読んで今まで大好きだったYOSHIKIへの愛が1500倍増しました。
彼のような壮絶な人生は送ってないけど、少しでも彼のような人間になれるように思考や行動を真似していきたいと思う。
この記事をここまで読んだ方はぜひ一度手にとって読んでもらいたい。
中古でしか手に入らないけど、これから「ART OF LIFE」を聴くときに今までより100倍楽しめるようになるから。